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世界を変える仕事のアイデア Vol.1

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2018.04.21 11:00 UP
  1. 連載・コラム

HOW TO CHANGE THE WORLD

社会課題は、一見、自分からは遠い存在のように感じますが、実はアイデア次第で身近なことから解決につなげることができます。本連載では、 『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン』(宣伝会議刊)の著者が、社会をよくするアイデアについて解説します。

 

ワンビジュアルにするラブケーキ・プロジェクト

課題 - 気軽に社会貢献できる仕組みがない

 特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、途上国の子どもたちを支援する国際的なNGOの日本事務所です。日本では、多くの人々が、なんらかの社会貢献をしたいという気持ちを持っている一方で、実際にそうした活動に参加できる機会が少なく、また、社会貢献というと、少しハードルの高いものに感じる人がほとんどでした。普通の人が気軽に社会貢献ができる仕組み、そしてその意味もきちんと理解できる仕組みはないでしょうか。

アイデア - 1ピース欠けたケーキを販売、差額を寄付

 日本においてクリスマスは、家族や大切な人とケーキを食べて過ごす日です。
 そこで、WVJは、主旨に賛同した日本の有名パティシエ7名の協力を得て、1ピース欠けたケーキを開発。パティシエごとに違う「ラブケーキ」7種類が販売されました。このケーキはホールケーキと同じ値段で販売され、欠けた1ピース分の代金が途上国の子どもたちの食糧援助に寄付されました。

結果 - メディアで話題となり寄付が増加

 ケーキのビジュアルを見たときの「どうして欠けているの?」というシンプルな疑問を入口に、人々は貢献や支援の意味をすぐに理解しました。ケーキを選ぶだけ、という身近でハードルの低い社会貢献は、さまざまなメディアで話題となり、WVJにも多くの寄付が寄せられました。
プロジェクトは規模も参加者も拡大しながら継続、2012年には19都道府県から約90の店舗が参加しました。

解説 -  世界を変えるアイデアのルール

 SDGsの17項目のなかの1・2番 の課題解決に挑戦させていただきました。
ソーシャルなデザインの視点には、「ビジュアルにする」があります。そのなかでも「ワンビジュアル」はシンプルで力強くインパクトがあり、記憶に残りやすいものが生まれやすい傾向にあります。1ピース欠けた「ラブケーキ」のワンビジュアルの力の他に、普及していく力として、「誰でも真似ができるアイデア」であることです。

ホールケーキにワンカットするだけなので、世界中のケーキ屋さんが真似ができます。ケーキ以外に、例えばピザが欠けていたり、詰め合わせものがひとつ欠けていたり、他でも可能なんです。ちょっとした気付きに応用できます。

 

一般社団法人 大阪青年会議所は、
SDGs(持続可能な開発目標)を推進しています。

SDGs(持続可能な開発目標)とは、

2001年に策定されたMDGs(ミレニアム開発目標)の後継として、

2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて

記載された2016年から2030年までの国際目標です。

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